【本記事は、ネタバレを含みます!】
プロジェクト・ヘイル・メアリーの読書感想文をば。「この演出がいい!」みたいな話が多め。
初見で、多分4回くらい泣いた。それも号泣。
一番印象的なシーンは、船が初めてコントロール不能となった時に(謎に6Gとかまで加速?してたシーン)ロッキーがグレースを助けるため、こちらへ来たところ。
ここ胸アツ!!号泣!!!(ここはバッチリ脳内で映像見えてた。構図も譲れないモノあり。笑)
一番ワクワクしたシーンは、ロッキーがヘイルメアリー号へ行くとなった、上巻のラスト。早く下巻読みたかった(読めたのは、私の事情で数日後)。
続いて、好きなシーン:
目を閉じると見えるのは、ロッキーのあのへんな甲羅といつもなにかいじっていた小さな手だ。p278
ラスト(第29章のラスト)
十二人の子どもたちが鉤爪を上げる。
(本を見ると左ページの、本当に最後。余白が無いのが演出としてニクい。映画だとここまで流れてたBGMとかがあれば切れて、プツッとシーンが変わりクレジットが流れる、別の曲になるイメージ)
逆に、余白しかないのが 第25章 ラスト
ぼくは家へ帰る。(ロッキーとの、短い別れのシーンで終わる)
→ 余白が雄弁に、時間経過やキャラの心情を表現してる。
ちなみに原著(英文)の紙の本もみたんですが、そちらにはこの演出が無かった!
緩急がスゴい!
エンディングもスゴい!
エンディングについてはタウメーバ食べるってシーンもだし、ソルの光量100%もだし、グレースが教師になってるのが本当のラストで、この描写は1ページに満たない。
でも、とてもとても印象的。このたたみかけ感が味になってる気がする。
そしてここに限らず、説明し過ぎず説明足らな過ぎない。
あれこれ全体的に、過不足が無い。
ここが本当にスゴい! 私には出来ない…!!!
◆ ◆ ◆ ◆
タウメーバの味はどうだったんだろう…???
ストラットさんはクールで美人がいい!!(映画化する時は是非)
グレースが、死を恐れないでミッションに赴くタイプだったら、本ストーリーのラストとかで、読んでる私たちのドキドキ感が違ったかもしれない。
個人的には、ロッキーと別れてグレースはそのまま地球へ帰るのかなぁと思ってた。
ロッキー助けに行くってなって、嬉しさも感じたけどその前に私はビックリしちゃった。
「アルテミス」も読んでみた。スピード感ある怒涛のストーリー展開が2作で共通してたかな〜。
過去、生物系研究所で働いた身としては、
タウメーバ…だったっけ、それぞれの星で働いてくれるように改造?してく場面。
あの実験の組み立てとか、論理的な思考って言うのかな、その辺私の感覚と全く同じで「おお…!✨」ってなった。
ヨーって単語覚えた。専門用語かっこいい…✨
映画化されるらしいけど、冒頭グレース全裸(笑)
ここ大事なシーンだけど… 映像ではアレンジされるのかなぁ?
まぁそれも仕方ないか😚
◆ ◆ ◆ ◆
ロッキーは、カタコト英語を話してるって設定あるじゃないですかー。
英語の原著見てみたら、そのカタコト感を、英語でちゃんと表現してた。
以下それの簡単なネタバレ。
私の感想としては、ここまで英語を崩しても通じるんだな…って。
詳しく知りたい方は、ご自身で原著を見てみてくださいね!!
あー、ずっとプロジェクト・ヘイル・メアリー褒め文を書きたいと思ってました。
やっと書けてスッキリ✨
素晴らしい本でした😃 ドキドキハラハラほっこりに号泣。
大好きです!!!(特にロッキーが!!!)